ぎっくり腰でお悩みの方へ
ぎっくり腰で来院される方も多いですね。
症状の程度は様々で、ご自分で歩ける方、両脇を抱えられて来られる方、座るも立つのも横になることも出来ない八方塞がりの方といろいろです。
実は私も今年の春に、初めてぎっくり腰を経験しました。
それまでは普通の腰痛の経験も無く、この仕事をしていて一番来院数の多い腰痛を、自分自身が経験したことが無いというのはどうなんだろう？とかねてより感じていました。
と言っても、腰痛になろうと思ってなれるものでもありません。
それが息子の引越しの準備で、洗濯機を持ち上げた時にやってきました。
「おおっ、これがぎっくり腰か！！」
「確かに動けない」「前にかがめない」
「腰が伸ばせない」「顔が洗えない」
「靴下が履けない」「車に乗れない」
今までぎっくり腰のお客様に「こうですよね？」と言っていたことが本当なんだと感動しました。
これでお客様の辛さに共感できる。この辛さを経験出来たことに感謝しました（笑）
さて、ぎっくり腰ですが、急性腰痛や腰椎捻挫などと呼ばれ、痛みはかなり派手ではありますが、当院ではとても施術の予後が良いものです。
気功にて腰椎の変位を改善し、炎症を起こしている筋肉を正常な状態に回復させることにより、来院時には腰を曲げて歩いてきたのが、帰りには腰を伸ばして普通に帰ることも多いです。
さすがに座るも立つも寝るも出来ない場合は、普通に歩いて帰るという訳にはいきにくいですが、来院時よりは楽にはなります。
ですが、どうにも動けない状態の場合は無理して来院せずに、２日間ほど安静にして、少し動けるようになってから来られた方が良いかと思います。
今まで無理を続けてきた結果の痛みなのですから、「なんでこんな痛みがでるんだ、ちくしょう！！」と自分の身体に文句を言うのではなく、「こんなになるまで気が付かなくて、済まなかったね」と頑張ってきた自分の身体を労わり、感謝をしてあげて下さい。
痛みが出るということは、「今までのあなたの生活に間違いがありますよ」という自分の身体からのサインなのですから。
それからぎっくり腰の回復には、ある程度動けるようでしたら、ただ安静にしているより、腰に無理しないように動いて生活していた方が回復が早いようです。