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THE禅スクール

平成２７年　１月　２１日(水）

今日は昨日の大寒よりもずっと寒く、午後からの雨は、もしかすると雪になるかも知れません。

昨日からインターネットによる禅の修行が始まりました。

「ネットで禅・・・？」

私がよく講演会に伺う阿部敏郎氏と、臨済宗の向令孝老師のお二人が立ち上げたプロジェクトで、自宅に居ながらにして禅の修行をするという画期的な試みです。

以前から禅を本格的に学びたいと思ってはいましたが、禅寺に出家して修行に入るわけにもいきません。

それに曹洞宗の永平寺、臨済宗の妙心寺のような、厳しい禅寺の修行に身を置くことが本位ではありません。

禅というのは生きる姿勢そのものです。

行住坐臥（ぎょうじゅうざが）という言葉があります。

行は歩く、動く

住は住む、留まる

坐は座る

臥は寝る

つまり日常生活の全てにおいて美しい動作、所作を意識して行うということです。

「なんか堅苦しいなぁ～」と思われるかもしれませんが、実は慣れてくるととても気持ちが良いものです。

傍から見ても、姿勢や所作の綺麗な人はとても優雅ですよね。

健康面においても、良い姿勢を意識していることはとても有益なことです。

この先６ヶ月間、多くの禅を学ぶ仲間たちと共に、ネットという今の時代だからこそのツールを使った修行を楽しみたいと思っています。

でもある意味では、禅寺よりも厳しいかもしれません。

禅寺では他の修行僧（雲水さん）がいるので、共同生活の中での修行です。

「自分だけではない」

「誰かが見ている」

そういう他の目がありますから、自分も守ろうという思いもあるかもしれません。

ところが自宅で自分一人の修行です。

誰も見てはいません。

さぼろうと思えば、いくらでもさぼれます。

叱ってくれる人もいません。

でも、自分に嘘をつくことは出来ません。

「自分で自分を律する」

これが１番難しいように思えます。

ネット上では同じ志を持った仲間がたくさんいますので、お互いに励ましあいながら行きましょう。

「ネットサンガ」

ネットを通じた修行仲間の意味です。

面白い時代を生きていますね！